レーシック後遺症 週刊文春
週刊文春「被害者9人の告白」元記事
【週刊文春2009.8.6 p32~引用元記事掲載】
■年間45万人が施術 「レーシック 視力回復 手術」が危ない >>
伊藤隼也と本誌取材班
「20代で老眼鏡」「術後に患った自律神経失調症」「予算17万円が100万円に」
手軽で安心、煩わしい眼鏡やコンタクトから解放され、松坂大輔やタイガー・ウッヅなどのスポーツ選手や芸能人も体験しているー。近視を矯正するレーシック手術は、いまや身近な先端医療として急速に普及している。レーシック手術を受ける人は年間で四十万~四十五万人にも達すると推計されているほどである。
一方で今年二月銀座眼科においてレーシック手術を受けた患者、七十人以上が集団感染を引き起こす事件が発生し、安全性への疑問も噴出した。銀座眼科の事件は衛生管理などを怠っていたという杜撰な状況が原因であった。
しかし実はレーシック手術の問題は感染症だけではない。少誌はレーシック手術の後遺症を訴える九人の患者を取材した。
そこから浮かび上がってきたのは、この新しい医療の負の側面である。
「こんな危険性があったならレーシック手術を受けたくありませんでした。」
こう告白するのはレーシック手術を受けた田中幸恵さん(仮名・25)だ。
田中さんがレーシック手術を受けたのは〇七年のこと。理由はいまかけている近視用眼鏡にわずらわしさを感じていたから。術前は医師から「手術に特に問題はありません」などと説明された。
「自分では裸眼で生活できるようになると思っていました。ところが手術後すぐに違和感があり、手元が全く見えない。パソコンも画面が眩しくてほとんどできない。おかしいと思ってクリニックの医師に相談しても『様子を見ましょう』と言われるだけでした」
症状は何ヶ月経っても変わることがなかった。大学病院で診察したところ「調節緊張」と診断された。田中さんの目は手術の結果、近視から遠視になっていて、無理に遠視の状態に合わせようとするために視力を調整する眼筋に大きな負担がかかっていたのだ。
<ドライアイに頭痛に背中の痛み>
「一年くらいすると肩こりとか背中の痛みとかも酷くなってきました。ドライアイも酷く、ときに目が開けられないほど染みる症状がでる。当時、仕事をしていたのですが、休憩も取れないので、仕事を辞めることになってしまいました」
大学病院からは調節緊張をとるために遠視用眼鏡を処方された。田中さんはレーシック手術を受けて眼鏡がいらない生活を送るはずが、二十代であるにも拘わらず老眼鏡のような眼鏡をかけて生活することを余儀なくされてしまったのだ。
同じく手術を受けた木村良恵さん(仮名・27)も、いま遠視用コンタクトレンズを装着して生活をしている。
「手術の後は『わ!遠くまで見える』と嬉しくなりました。でも手元を見ると視界がボケていてチカチカする。一ヵ月たっても治らないし、背中も痛くなってくる。クリニックの医師に相談したら『手術は大成功です。あなたの目の奥に問題があります』と言われ怖くなりました。」
木村さんは「なにかおかしい」と思って、大学病院で診察を受けた。大学病院の診断は「レーシックによる遠視」。問題があるのは目の奥ではなく、レーシック手術後の視力だったのである。木村さんは現在遠視用のコンタクトレンズを使用しているものの、手術前はなかった乱視の症状が出始め、目は見えにくくなるばかりだという。
田中さんや木村さんが手術を受けたのは東京の品川近視クリニック(以下、品クリ)だった。
実は日本のレーシック手術は品クリ、神奈川クリニック、神戸クリニックの大手三クリニックで患者のほとんどを独占している状況にある。中でも品クリは五十万件以上の症例数を持ち「症例数世界一」と宣伝する最大手クリニック。レーシックの国内施術の約六割を行うなど圧倒的なシェアを誇っている。最新のレーシック設備を整え、手術代ひゃ十七万円程度と安価なビジネスモデルを作りあげ、「安心治療」を謳ってきた。
だが、小誌が取材した患者九名のうち、実に五名が品クリで手術を受けていたのだ。
「症例数ナンバーワンだから、実績があって信頼できる病院なのかなと思って品クリで手術を受けることを決めました」と語るのは柴田優さん(仮名・21)である。
<自由診療で矯正の再手術>
「術後ドライアイを強く感じて。半年くらいでも頭痛もガンガンする。とにかく目が疲れて、読書やテレビを見るのも辛くなりました」
柴田さんはこれたの症状を品クリに訴えたものの、「手術は成功しています。様子を見ましょう」、「近くの眼科に行かれたらどうですか」と言われ、相手にしてもらえなかったという。
品クリのようにな大手クリニックの場合、手術やアフターケアが分業制になっており、患者が継続して相談できる担当医がいない。しかもレーシック専門のクリニックであるために保険を使った一般眼科診察ができないという問題も抱えている。
取材に応じてくれた患者もみな「品クリは十分なアフターケアをしてくれない」と不満を訴える。不調を抱える患者は「難民」としてレーシック後遺症を救ってくれる病院を探すことになる。
柴田さんも、健康な視力を取り戻すべくいくつかの病院で診察を受けた。
「大学病院では不正乱視と指摘され、関連するクリニックで不正乱視矯正のレーシック手術を受けました。でも、それは誤った手術らしくて、無駄に手術を受けてしまった・・・・。その後、別の眼科で遠視矯正のレーシックを受けました。最初のレーシックと合わせて三回手術をしています。費用は百万円くらいかかっています。自分の貯金を使ったり、親から出してもらったりしました・・・」
自由診療であるレーシック手術には保険がきかないため、医療費は全額自己負担となる。それは術後の治療でも同じ。柴田さんはレーシック手術費用として当初、約十八万円を品クリに一括で支払った。だが、その後の治療費の負担の方がはるかに重くのしかかっており、しかも目の健康はいまだに取り戻せていない。
「目に異常な乾きがあり、目薬を二日で一本使いきってしまいます。それでもすぐに染みるような痛みを感じてしまい、苦しいときはひたすら目を瞑って我慢する生活です。頭痛もひどく、学校に通っていたのですが勉強に集中できない。体力的にも限界で、学校を辞めて治療に専念しようかなと考えています・・・」
「安心安全」なはずの手術で、なぜこのような不具合が発生するのか。
そもそもレーシックとは角膜にレーザーを当て、光の屈折を矯正することで視力を回復させる手術である。レーザーの照射時間が長いほど矯正も強くなるが、その分角膜は削れて薄くなる。
レーシックの後遺症に苦しむ患者の診察をしているある眼科医は遠視や調整緊張になる原因は視力を出しすぎる「過矯正」に問題があると指摘する。
「うちにくる患者はみな症状が共通しています。手元が見えない。中間距離が見えない。車酔いのような頭痛、吐き気。そのほとんどは『過矯正』が原因です」
日本眼科学会常務理事の筑波大学・大鹿哲郎教授はこう解説する。「手術の翌日からクリアに見えることを求めると、過矯正になりやすい。翌日クリアに見えればハッピーと思うかもしれませんが、その状態が続くと疲れてしまうのです。2.0の度数に合わせた眼鏡をかけると頭が痛くなるのと同じで、矯正で 2.0の視力を求めてはいけないのです。」
<視力2.0見え過ぎる苦しみ>
だがレーシック手術の広告では声高に2.0への視力回復が謳われているケースが多い。例えば品クリでは中等度近視の手術データとして、視力2.0が 51.8%、視力1.5が43.2%などと宣伝している。「毎日サバンナで生活するわけではないので、日常生活では1.0の視力で十分です。むしろ0.8 とか0.9あたりのほうが快適なのです」(同前)
つまりゴルファーや野球選手のように遠くを見る必要がある特殊な仕事では2.0の強い視力も有効かもしれないが、デスクワークや学業など近くのものを見るようなライフスタイルなら必要ない視力なのだ。
しかも、体がその矯正した強い視力に対応できない場合は、その度の合わない眼鏡をずっとかけ続けているのと同じ状態になり、思わぬ後遺症に苦しむことになる。
「近視の矯正が足りなくて追加で近視レーシックをすることは簡単なのですが、過矯正で行き過ぎたものを戻すのは難しい。遠視レーシックは精度が悪い。しかも何回もレーシックをすると角膜はボロボロになってしまいます」(同前)
レーシックを行った目を完全にもとに戻すことはできない。
田村友香さん(仮名・38)は悲惨な経験を振り返る。
「私は本を読むことや絵を見ることが好きだったので、手術をするときに視力1.0でお願いしますと依頼しました。ところが術中に医師が1.5の視力を薦めてきました。術後、景色がデジタル放送みたいにクッキリして、目がギンギンになっている。急いで視力を調べたら両目とも余裕で2.0以上ある。見えすぎて目眩が凄くて、後頭部がズキンズキンする。一ヵ月後、気持ちが悪いなと思ったら電車のなかで失神してしまいました。・・・」
恐ろしいことに視力障害による眼精疲労が蓄積すると自律神経失調症を発症する場合もある。田村さんの場合も、自律神経失調症がレーシック手術によって急速に悪化してしまった。
「眼球がいつも揺れている感じで、座っていても体に震えが出てしまいます。目を動かすと『ポリッ』と音がすることも。今は脈が弱くなっていて、安静にしていなければならなくなってしまいました」
レーシックによる後遺症は必ずしも検査数値だけに表れるものではない。人間は八割の情報を目から得るだけに、その異常が体に与える影響は極めて大きく、生活に支障をきたし、職を失うケースもある。
今回取材した患者九人は、いずれも未だ目の健康を回復することができず、通院生活や病院を探す「難民」生活を続けている。前出・柴田さんはこう訴える。
「私たちは、見た目は普通の健康な人に見えるため、苦しみがなかなか他人には理解されません。外からは見えにくいけど、特殊で深刻な痛みに苦しんでいることを知って欲しい」
レーシック手術に詳しい、名古屋アイクリニック中村友昭院長は警鐘を鳴らす。
「レーシック手術を行うときは、手術した医師に一生診察してもらえる施設を選んでいただきたいですね。
レーシックも手術ですから、術後の管理がとても重要になります。健康な目で社会復帰をすることが大切なのです。そこをみなさんに理解してもらいたい」
バラ色の未来が宣伝されたレーシック手術の暗部。しかしこれらは決して特異なケースというわけではない。前出・眼科医が語る。
「日本では世界で類を見ないほど短期間にレーシック手術が量産されています。本来、患者に適応した視力でレーシックを行えば、それほど問題は起きない。
しかし、常に過矯正でレーシックをやっているクリニックがあるので、そうしても一定数の患者に後遺症が出続けるのです。ウチだけでも、月に八十~百人の後遺症を持つ患者さんがいらっしゃいます」
レーシック手術を認可し、所管する厚生労働省医事課はこう回答する。
「レーシック手術は自由診療の患者さんが望んで行ったことなので、対応は慎重に行わなければならない。問題が明らかになれば、調査や指導を考えたい」
だがどの患者も、手術前に後遺症を望んだわけではないことは明白だろう。
品川近視クリニックの綿引一院長はこう答える。
「視力が2.0と良いことが社会生活上障害になることは医学的に考えてもあり得ません。
万が一不具合を訴える患者様に対しては(中略)治療費はすべて無料、もしくは完全に保証する対応をとっていきます」
行政と学会はレーシック手術の安全性をいま一度検証すべきではないのか。
以上が記事全文である。
週刊文春「違法ビジネス」元記事
【週刊文春2009年10月1日号 44頁~47頁より引用の元記事掲載】
元勤務医が内部告発
医療ジャーナリスト伊藤隼也と本誌取材班
「手術機器の違法使用」に「医療法違反クリニック」。「手術翌日から地獄が始まった」と訴える被害者たち。これで医療といえるのか
過矯正による後遺症。不十分なアフターケア。八月六日号「『レーシック手術』が危ない」には大きな反響が寄せられた。中でも不具合を訴える声が最も多かったのは、日本最大手の品川近視クリニック。医療とはとても呼べない脱法行為の数々が浮かび上がってきた。
いまや年間四十万~四十五万人もの患者が受けているといわれる、近視を矯正するレーシック手術。公式HP上で「世界No.1 60万症例突破!!」と喧伝し、タレント坂下千里子が出演するCMでもお馴染みなのが、品川近視クリニック(以下・品クリ)である。
品クリは国内五カ所にクリニックを展開するレーシック手術の日本最大手。と同時に小誌八月六日号「『レーシック手術』が危ない」と題した記事のなかで、不具合を訴える患者が最も多いクリニックでもあった。
田中洋子さん(仮名・三十代)は、「人生が変わるよ」と友人に勧められて、品クリ東京院でレーシック手術を受けたが、現在はそのことを深く後悔している。
「手術を受けた翌日から地獄でした……。鏡で自分の顔が見えない。近くに目の焦点が合わないのです。視界には白い靄(もや)がかかっている。歩いてもフラフラするし、パソコンの画面を見ると気持ちが悪くなるので仕事も休みがちになってしまった。品クリには何回も『目がおかしい』と言いに通院しました。でも『あなたは2.0の視力が出ている。四十倍の視力になったのですから、なれるまで様子を見てください』と言われるだけ。こんな辛い思いをしたのは初めてです」
なぜ、こうも不調を訴える患者が続くのか。
「手術を増やせ診療は減らせ」
小誌は品クリの医療について徹底検証を行なった。そこから浮かび上がってきたのは、医療とはとても呼べないようなビジネスモデルと、数々の脱法行為の実態であった。
「爽快な気持ちでいっぱいです」
「得られる喜びは伝えきれないくらい」(いずれも品クリ公式HP体験談より)
レーシック手術を受ける前の患者にとって、クリニックサイドから提供される情報は薔薇色のものばかりだ。品クリの東京院で検査を受けた大学生は医師からこう説明を受けたという。
「文春の記事(八月六日号)について質問したら『過矯正は百人に一人のレベルだから心配はいりませんよ』と言われ、『大丈夫だよ。一万件以上手術をしているから』、『自信を持っています』と説得されました」
リスクの説明といえば「合併症が起きても数カ月で改善しますよ」という程度のものだったという。
広くて綺麗な施設と、数多く訪れる患者の数を見て、多くの人は「これだったら安心だ」、「受けてみたい」と感じる。
手術後、幸せな結果に喜ぶ患者もいる。しかし、冒頭の田中さんのように、「目と生活を返して欲しい……」と悔やむ患者が他にも多くいるのは事実だ。
品クリ大阪院で手術を受けた北村啓子さん(仮名・三十代)はこう振り返る。
「今は本も読めませんし、爪も見えません。携帯電話は老人用の文字の大きいもの。老眼鏡やサングラスが常に必要な生活です。もう一年半経ちますが、身体的、生活の障害が一向に改善しない。医院に相談しても『様子を見ましょう』『他(の病院)に行ってくれと言われるだけでした」
同じく大阪院で手術を受けた鈴木孝雄さん(仮名・四十代)はこう語る。「ずっと症状を見てくれる担当医はいませんでした。おまけに診察の医師は毎日違い、一度診てもらった医師といつ会えるかもわからない。私の場合は不正乱視になってしまい一日のうちで視力が0.5~1.2と変動する。時にはまばたきしただけで視力が落ちてしまうこともあります。診察の医師に不調を訴えましたが、『年のせいだ』と決め付けられました」
品クリでは手術を行なう医者と、外来・術後診察に対応する医者は基本的には別々だ。手術をしてもらった医師と二度と会えないことも少なくない。分業により大量の患者を捌(さば)くことができる一方で、不具合を訴える患者は異口同音に「アフターケアが不十分だ」と口にする。
元勤務医は不満の原因をこう指摘する。
”「院内では『(手術)件数をもっと増やすように、診察回数は減らすように』と言われていました。’たくさん手術をするから手術金額は安くなる。でも画一的に手術をするから、患者さん一人、一人の最適な視力を追求することができなくなってしまうのです。’一方で『できるだけ術後は診ないで欲しい』といわれる。’術後、不調が起こることはありうる。’そこをきちんと診れば問題がないはずなのに、品クリは態勢が整っていないのです」
オーナーは美容整形医
長期保証を謳いながら、内部では全く別の見解を示されていたのだ。
幹部医師は「うちは工場だから」と公言していたという。
だが、問題は医療面だけにあるわけではない。じつは品クリには、その組織自体に法令違反の疑いがある。
品クリは東京、横浜、名古屋、大阪、福岡に系列クリニックを展開している。
前出の元勤務医は、「品川近視クリニックの事実上のオーナーは、『品川美容外科』総院長の綿引一さんだった」と語る。
だが、これらの各院は、公的には系列クリニックとは届出されていない。綿引氏が開設者として届けられているのは東京のみ。その他の医院は、それぞれ別の医師が開設者として名を連ねる個人クリニックの集合体にすぎないのだ。
ある医院の元職員はこう証言する。
「私の給料は『品川美容外科 綿引一』の名義で支払われていました。雇用保険も同様です。実質的な経理は各院ではやっておらず、本院と呼ばれる品川美容外科で行なわれているはずです」
いったいどういうことなのか。
品川美容外科は綿引氏が総院長を務める個人医院である。つまり品クリの各クリニックは、独立採算の個人医院として届けを出していながら、そこで働く従業員は品川美容外科の綿引氏に雇用されているという二重構造の組織になっているのである。
医療法では県を越えて分院を出す場合、広域医療法人(通称)としての認可が必要となる。厚労省医政局指導課はこう説明する。
「医療法の原則からして(個人クリニックは)一個人が経営していることが原則です。今年度、各都道府県に対して『医療機関の開設者の確認及び非営利性の確認について』という通知を出し、医療機関の開設者ではない第三者が実質的に経営している形態は、医療法が定める非営利の方針に反することにつながるので駄目だと定めています。例えば従業員の給与が第三者から支払われていることなどです。特に『美容外科』『眼科』については実態を調べるよう通達しています」
つまり、個人クリニックの陰に綿引氏という事実上のオーナーが存在する品クリの組織の二重構造は、医療法では違法となる可能性が極めて高いのだ。
また品クリの医療機器にも重大な疑惑がある。
品クリで使用している「AMO社製イントラレースFS60」や「ウェーブライト社製アレグレットウェーブキューブライン」、そして「Zレーシック」や「アマリス」といった機器は、いずれも国内未承認の医療機器である。
そもそも未承認の医療機器を使って、世界一とされる症例数の手術を行うことは合法なのだろうか?
薬害オンブズパースン会議の水口真寿美弁護士が指摘する。
「健康被害が頻発しているレーシックで、日本では未承認の機器が使われていたということは大きな問題です。国内でも承認されている機械があるにもかかわらず、海外の未承認機器を輸入する必然性はあるのか」
しかも「個人輸入した機器のほとんどは綿引氏名義だったはず」(前出・元職員)という。薬事法では綿引氏名義の機械は、他の医師は使用できないとされている。だが本来、美容整形医である綿引氏は、眼科を専門にはしていない。
最新型レーシック機器の性能
「私も含め一台の機械を何人もの医師が使っていた。もちろん私自身は個人輸入をしていないので、綿引さんの名義の機器だったと思う」(前出・元勤務医)
未承認機器の輸入を管轄する関東信越厚生局はこう見解を示す。
「(個人輸入した)未承認の機械を他の医師や医療法人に提供して使用させることは薬事法違反となります。『一医師一稼業』であり、あくまで医師は個人単位でしか使用できません」
つまり綿引氏が輸入した機器を、他の医師が使用して手術を行っていたとしたら違法行為となるのだ。
はたして品クリでは、患者に未承認の機器の説明を行っていたのか。もし未承認の機器で、違法な手術が行われていたのだとしたら、不具合を訴える患者にとっては泣くに泣けない悲劇である。
さらに営業方法にも疑問がある。前出の検査を受けた大学生が振り返る。
「品クリは料金が安いので興味を持ちました。でもいちばん安い十一万八千円のプレミアムイントラレーシックは、軽い近視などごく限られたひとした受けられないという。一方でアマリスやZレーシックは経験豊富な役職ドクターが手術をしてくれると説明されました。それ以外の手術は機械の性能が劣るうえに、経験の少ない医師が手術をするという。説明を聞いていると安いのは怖いし、金額は高いけどアマリスかZしかないよねという空気になりました」
品クリには七種類ものレーシック手術のメニューがある。しかし積極的に薦められるのは”最新型””最高峰”と謳う、高額なZレーシック(二十二万円)やアマリス(二十六万円)など。
だが、その性能にも疑問の声があがっている。
レーシックに詳しい眼科治療の専門家はこう指摘する。
「アマリスはレーシック先進国の米国でも認可が取れていない機械です。Zレーシックに関しても、医学的な優位性があるという評価は確立していない。つまり新しい機械であるということ以外に、高い値段を設定する理由がないのです。
そもそもレーシックに価格差をつけてうな重のように『松竹梅』とするのは、最適で最良の医療を患者さんに提供するという医療の本質からかけ離れているのではないか」
そのカラクリを前出の元勤務医は指摘する。
「品クリがZレーシックの患者を増やそうとしているのは、じつはZはコストが安いからです。従来のイントラレーシックの消耗品が二万円強なのに対して、Zのそれは四、五千円ほど。従来の手術より利益率が高いので推奨されている」
こうして検証をすすめていくと品クリのレーシックビジネスは、あまりにも多くの問題を抱えていることが浮かび上がってくる。法令違反については厚生労働省も関心を抱き、調査に乗り出しているという。
綿引一氏に数々の疑惑について問いただすと、まず、あっけらかんと組織の違法性を認めた。
―品クリの実質的なオーナーは綿引さんですね?
「うん、うん」
―品クリの各院は独立採算ではありませんよね?
「ええ、ええ」
―開設者(院長)の給料は綿引さんが払っていましたね?
「うん、まぁ……」
―税務はまとめて綿引さんが申告をしている。
「そうですね。」
―にもかかわらず、広域医療法人として届出していないのは、医療法違反ではありませんか?
「開設者がいれば、お金は別でもいいのかなと思っていました。(綿引氏が管理しないと)現実的に(クリニック経営)はできない。ご指摘を受けて、広域医療法人化への準備をしているところです」
未承認の医療機器の法令違反については、品クリの管理担当者が回答した。
「(当局の)指摘がありましたので、綿引が買ったものはいったん海外に出して、それぞれのドクターの名前で再輸入しています。期間は一台二週間ほどです」
天下りした厚労省参事官
―手術をする全ての医師の名義になっている?
「それは無理です。(手術する医師の数より)機械のほうが少ないですから」
担当者は薬事法に違反しないよう全ての機器の名義を変更していると主張した。
しかし、彼らが小誌に示した書類からは、個人輸入した未承認の機器三十九台のうち、名義変更が確認できたのは九台のみだった。
綿引氏の話に戻る。
―医療法、薬事法を逸脱しているのは問題ですね。
「細かいことを言われても、そういうものと思っていた。それは順次、修正している。人間だから欠点もある、最善をつくして対応していくしかない」
ここまでコンプライアンスに杜撰(ずさん)なクリニックに、当局から開業許可が出続けていた事実には、もはや呆れるしかない。
レーシック手術は保険のきかない自由診療である。それはすなわち、患者の自己責任で受ける医療であるということだ。しかし、ここまで非常識な医療が行なわれていた以上、被害を受けた患者に自己責任を強いるのは、あまりに酷である。
品クリには過去に厚生労働省参事官・鬼窪悦生氏が天下りして在籍していたこともある。脱法行為の数々がなぜ許されていたのかは、厚労省が責任を持って明らかにする必要があるはずだ。そして品クリのみならず、野放図になっているレーシック手術の実態調査に乗り出す責任があるのではないか。
周囲に「孫正義を尊敬している」と公言していたという綿引氏は、小誌の取材に対して「私が目指すのはいい医療をなるべく安く提供すること」と最後まで悪びれるところがなかった。
ただ、被害者や患者に対しては、「患者が望めば専属の担当医を付ける」こと、「不具合のある患者の治療費は、他の病院分も含めて全て負担をする」ことを確約した。
-以上全文掲載-
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【錦糸眼科】

ここが私のイチ押しです。
そしてイントラレーザーを「イントラレースiFS」を使用しているからです。
この機械の組み合わせが現在世界最強、最先端だという事を、レーシックを受けようとする人達はもっと知って欲しいと思います。
日本のレーシックに関する記事のほとんどは、HP宣伝業者やアフェリエイターの書いたものばかりなので、ネットで調べているうちに誰もが洗脳されてしまいます。
世界のレーシック業界では、エキシマレーザーとしてもっとも最新鋭機である「テクノラス217P」と「イントラレースiFS」の優位性は認められた事実です。
日本では錦糸眼科だけがこの両機を導入してレーシック手術を行っています。
もしあなたがレーシック手術を絶対成功させたいと思うなら、錦糸眼科が最良の選択です。
ところがいまだに15万円台の格安レーシックを探しまわっている人達がいます。
その安さが大きなリスクに繋がっている事を知らない人達、つまり「情報弱者」と呼ばれる人達です。
どこのHPにも安さのリスクについては載せられていません。だから知らないのです。
格安コースのリスクは、あなたが負う事になるのであり、それはあまりに愚かな選択です。
長年にわたりレーシック業界を調べ上げてきた私の結論として、レーシック手術とは「最新鋭機でしか受けてはいけない手術」だと、はっきりお伝えしておきます。
■詳しく錦糸眼科の事を知りたい人は↓↓↓
◆私が錦糸眼科を推薦する理由1(イントラレーザー偏)へ→
◆私が錦糸眼科を推薦する理由2(エキシマレーザー偏)へ→
◆私が錦糸眼科を推薦する理由3(6次元アイトラッキング偏)へ→
(某クリニックで採用している「Zレーシック」は人気なく、ほとんど広がっていません。)
「イントラレースIFS」はFS60の弱点を克服し、照射エネルギーが抑えられ、角膜組織のダメージを極力少なくすることが出来るようになりました。さらに今回の改良により断面の滑らかさについても「イントラレースIFS」は「フェムトLDV」を超えている事が、顕微鏡写真によって証明されました。
日本でこの最新型「イントラレースIFS」を最初に導入したのが錦糸眼科です。2011年12月1日、「神戸神奈川アイクリニック」が誕生しましたが、ここではすべて「イントラレースIFS」を使用する事になりました。
このように世界の流れは「イントラレースIFS」に向かって流れております。
■これについて詳しく知りたい人は↓↓↓
◆私が錦糸眼科を推薦する理由1(イントラレーザー偏)へ→
上図を比べてみれば世界のエキシマレーザーで「テクノラス217P」がもっとも広い照射面積を持っている事がわかります。
つまり世界で「ハロ」や「グレア」対策にもっとも優れているのが「テクノラス217P」だと言う事です。
夜間運転する人にはとても重要な事ですね。
また「テクノラス217P」は照射面が非常にきれいで、クリアな視界が期待できます。
乱視もよく矯正でき、同じオプティカルゾーンを設定しても切除を少なくすることができるのです。
■これについて詳しく知りたい人は↓↓↓
◆私が錦糸眼科を推薦する理由2(エキシマレーザー偏)へ→
眼球が動いたのにそのままレーザーを照射し続ければ、当然「照射ズレ」がおこり不整乱視や視力低下に繋がります。
これを防ぐ為に開発されたのが「アイトラッキング」と呼ばれる「眼球追尾装置」なのです。
2006年に登場したVisx Star4IR (神戸神奈川アイクリニックが導入)は虹彩認識システムしかないため、「照射前の虹彩」しか認識できず、照射中の眼球の追尾ができないので、照射の誤差が生じる事があります。
またAllegrettoには虹彩認識システム自体がなく、照射中に眼球が回転すると乱視軸に狂いが生じます。
現在、アイトラッキング(眼球追尾システム)で最も優れているのは「6次元アイトラッキングシステム」を搭載したテクノラス217Pです。
テクノラス217Pは「レーザービームを照射している時も」、瞳孔の水平方向や傾きだけではなく、「虹彩の模様を認識」して回転運動を高速で追尾します。
この眼球の回転運動を高速で追尾する機能を「ドレッド」といい、テクノラス217Pにしか備わっていない最先端の追尾機能です。
■これについて詳しく知りたい人は↓↓↓
◆私が錦糸眼科を推薦する理由3(6次元アイトラッキング偏)へ→
各クリニックの思惑が複雑に絡んだレーシック業界を理解するには、相当に長い時間をかけて調べる必要があります。
しかしそれは、誰にでも出来ることではありません。
「いったいどの機械が一番良いの?誰か教えて!」
そんな質問に長年レーシック業界を調べてきた私は、ハッキリこう答えることが出来ます。
「テクノラス217P」 と「イントラレースiFS」を用いたレーシック手術が、現在世界最強、最先端です。
レーシックは「最新鋭機でしか受けてはいけない手術」です。レーシックはこの機械で受けましょう。
この機械でレーシックを受ける為に、アメリカやヨーロッパに行く必要はありません。
全国展開(札幌・東京・名古屋・大阪・福岡)している「錦糸眼科」へ行けばよいのです。
もしあなたがこれからレーシックを受けようと思っているなら、
迷わず「錦糸眼科」を選択することをお勧めします。
まずはホームページを良く見て「無料の検査」を受けてみましょう。
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【神戸神奈川アイクリニック】
*2011年12月1日、神戸クリニックと神奈川アイクリニックは統合合併しました。

手術に不安のある人には「トータルケアサービス」をお勧めします!
「トータルケアサービス」とは追加費用なしで手術後のアフターケアをすると言うものです。
例えば
●「近視の戻り」(視力の再低下)が起こった場合
●万一、予定した視力に回復しなかった場合
●想定外の遠視化が起こった場合
もしこのような事がおこっても無料で再治療が受けられると言うサービスです。安心ですね。
どんなに機械が良くなっても100%の成功と言うのはないのです。そこには必ずリスクが存在します。それが数%でもあなたがそれに当た らないとは言えないし、当たった人にとっては100%なのです。
近視の戻りを保障(コースにより保証期間が違います。)
近視の人は言うなれば近視になるような生活習慣を持っていた人達と言う事が出来ます。
レーシックは屈折矯正手術です。単に角膜のカーブを変えたに過ぎません。近視になるような生活習慣はいぜんとして残っている訳です。
ですからこれは手術の問題ではなく、手術後にまた近視になるような生活習慣を変えられるかどうかの問題です。不思議とこの生活習慣の改善までは、どこの医院も指導が行き届いていないように感じます。
あなたは自分で生活習慣を変えられますか?
近くで物を見る癖を直せますか?
そんな訳で近視の戻りはけっこうあるような気がするのです。
神戸神奈川アイクリニックではアフターケアーが充実しています。
特に「トータルケアサービス」のついたコースは安心できます。

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